HEALTH MANAGEMENT
健康経営の取り組みについて
弊社は平成23年に創業し、那覇空港旅客ターミナルビルにおける施設全般のメンテナンスを専門とする空港施設管理業を主軸とした企業です。
私たちは、那覇空港を訪れるすべての方々に快適な空間を提供するため、空港内のさまざまな施設や設備の維持管理を担っています。そのサービス品質の根幹を支えているのは、社員一人ひとりの高い技術力であると考えております。社員が常に最高のパフォーマンスを発揮できる環境を整えるためには、日々の健康管理が欠かせません。こうした考えのもと、私たちは「健康経営」の導入を決断しました。社員一人ひとりが健康で、働くことに幸福感を持てる職場づくりを通じて、組織の活性化と生産性の向上を目指してまいります。
那覇エアポートエンジニアリング株式会社
代表取締役社長 金城 寛周
健康経営推進体制

健康経営推進方針
弊社は、沖縄の空の玄関である那覇空港を24時間365日、安全に安定稼働させることが使命です。
その為、沖縄を訪れるお客様により一層の安全性、快適性を提供させていただくとともに、安全に効率良く確実な作業を行うためにも、社員一人ひとりが健康意識を高め自己能力を最大限に引き出せるよう、健康増進に取り組むことを宣言します。
健康経営の目標およびKGI
従業員の主体的な健康づくりの促進や環境づくりを通じて、健康で活力あふれる従業員が育まれることで、従業員一人ひとりがパフォーマンスを最大限発揮できるよう、以下の重点指標の改善に取り組んで参ります。
- 職場環境指数総合評価偏差値 80
- アブセンティーイズム30%減少(2024年度比)
- プレゼンティーイズム20%減少(2024年度比)
健康課題のKPI
- 定期健診ならびに再検査の受診 100%維持
- 週2日以上の運動習慣の定着 70%
- 高い職業意識向上のため、自己啓発セミナー(eラーニング含む)などの受講 100%
数値目標設定の背景・根拠
健康経営の目標に掲げている、「社員の業務パフォーマンスの向上」を測る為には、健康関連指標においての数値が減少した項目に対して見直しをする必要があると考え、すこしでも良い状態に持っていくことを目標に設定しました。また、運動習慣が無い社員が過半数を占めていることも背景にあり、運動習慣を有する従業員比率が向上する様に70%の目標設定を掲げました。
戦略マップ

健康関連指標の変化と目標値
健康関連指標 | 2024年 | 2025年 | 目標値 (2026年) | 最終目標値 (2028年) | |
---|---|---|---|---|---|
運動習慣を有する従業員比率(運動習慣あり:週2日以上運動する方の割合) | 17% | 30% | 40% | 70% | |
健康診断 | 定期健康診断受診率 | 100% | 100% | 100% | 100% |
再検査・精密検査受診率 | 100% | 100% | 100% | 100% | |
特定保健指導実施率 | 100% | 100% | 100% | 100% | |
睡眠で休養が取れている従業員比率 | 67% | 65% | 70% | 80% | |
喫煙率 | 22% | 25% | 20% | 15% | |
他関連 | アブセンティーイズム(傷病による平均欠勤日数) | 3.9日 | 1.3日 | 1日 | 1日以下 |
プレゼンティーイズム(生産性低下率) | 19% | 23% | 20% | 15% | |
ワーク・エンゲージメント(4段階評価) | 3.0 | 3.0 | 3.0以上 | 3.3以上 | |
仕事満足度(4段階評価) | 3.0 | 3.1 | 3.2以上 | 3.5以上 | |
高い職業意識 | 33% | 10% | 30% | 40% | |
時間外労働の平均 | 3.9H | 2.7H | 3H以下 | 3H以下 | |
有給休暇取得率(総取得日数÷総付与日数×100%) | 96% | 81% | 85%以上 | 90%以上 | |
ストレスチェック | 職場環境等総合評価偏差値 | 79.2 | 73.6 | 75以上 | 80以上 |
就業に関する指標
2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | |
---|---|---|---|
離職率 | 0% | 0% | 0% |
安全衛生について
安全衛生 | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 |
---|---|---|---|
労働災害発生件数 | 0件 | 4件(通勤災害3件) | 1件 |
死亡災害発生件数 | 0件 | 0件 | 0件 |
従業員の健康意識・行動

KGIの達成状況
項目 | 今回 | 前回 | 前々回 |
---|---|---|---|
① 喫煙習慣あり(たばこを毎日、または時々吸う日がある回答者の割合) | 25% | 22% | 19% |
② 過度な飲酒習慣あり(注1) | 5% | 11% | 6% |
③ 運動習慣なし(週2日以上、運動しない回答者の割合)(注3) | 70% | 83% | 81% |
④ 睡眠が不充分(過去1か月、睡眠によって休養が充分にとれていない回答者の割合) | 35% | 33% | 38% |
⑤ 不定愁訴あり(ここ数日、病気やけがなどで体の具合の悪いところ〈自覚症状〉がある回答者の割合) | 15% | 28% | 13% |
⑥ 主観的健康感が悪い(現在の健康状況について「よくない/あまりよくない」と回答した割合) | 10% | 11% | 6% |
⑦ 高ストレス(注2) | 10% | 11% | 19% |
⑧ 仕事満足度が低い(「仕事に満足していますか」に「不満/やや不満」と回答した割合) | 20% | 17% | 6% |
⑨ 家庭満足度が低い(「家庭生活に満足していますか」に「不満/やや不満」と回答した割合) | 10% | 11% | 6% |
健康リスクの該当数が5〜9項目の回答者(高リスク)の割合 | 15% | 17% | 6% |
取り組み内容
- 労働安全衛生法や高齢者の医療の確保に関する法律に基づき、年1回以上、該当する従業員全てに健康診断を受診させる。
- 健康診断の結果、健康保持に務める必要がある従業員に対し、保健指導又は特定保健指導を受けさせる。
- 健康診断の結果、有所見となった従業員の必要な措置について、医師の意見を聴いた上で、就業上な必要な処置(※)を行う。
※例えば、休業、休職、労働時間の短縮、時間外労働の制限、労働負荷の制限、作業の転換、就業場所の変更など。 - 従業員に対して健康意識を向上させる取り組を行う。
- 運動機会の増進に取り組む
- 感染症予防に取り組む
- 時間外勤務の縮減や有給休暇取得を促進する
- メンタルヘルス対策に取り組む
- 血圧計の設置
- 2次健康診断対象者への受動勧奨
主な取り組み項目
取り組み内容と結果 | 実施目的 | 投資額 | |
---|---|---|---|
1 |
①ストレスチェックの実施
ストレスチェックの実施と、雑談ベースで専門家に無料相談できるサービスを開始 | メンタルヘルスケアの充実/従業員のこころの健康サポート |
サービス利用料 33,000円/回 |
2 |
②健康管理アプリの導入
毎日の歩数計測/健康動画配信/体重管理/イベント開催等/eラーニング動画・健康コラムの視聴 など | 生活習慣病予防/コミュニケーション向上/自身の健康状態把握 |
サービス利用料 45,600円/年 |
3 |
③外部講師による全従業員向けメンタルヘルスセミナー
「ストレスを発生させない組織作り」 | 今後の職場環境やストレスのメカニズムについての知識習得 |
サービス利用料 55,000円/回 |
4 |
④体力づくりのサポート内容充実 ウォーキングイベント(全社員参加)/体力作りを目的としたイベントへの参加費用補助(同好会) |
年2回開催、個人戦とチーム戦にて平均歩数結果により上位決定。 コミュニケーション向上と歩くことの意識改善。 |
サービス利用料 35,000円/回 |
マラソン大会などの参加費用を負担し参加を推奨。 参加するための体力づくり(参加することで日々の運動定着を目的) | サービス利用料等(労働保険の特別加入) NAHA 10,319円x4人 尚巴志 6,441x4人 合計 67,040円 | ||
5 |
⑤健康に関するセミナーの実施
生活習慣FBセミナーの受講(全社員) | 年1回の健康習慣アンケート結果のFBを実践し、 自身の生活習慣の見直しを促し改善へ繋げる | - |
健康経営セミナー開催状況
健康経営セミナー | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 |
---|---|---|---|
対象従業員 | 16人 | 18人 | 18人 |
参加従業員 | 16人 | 18人 | 18人 |
参加率 | 100% | 100% | 100% |
会社の取り組み
- 健康経営優良法人2025(中小規模法人部門(ネクストブライト1000))
- うちなー健康経営宣言
- 職場環境優良法人 認定
- 株式会社ドクタートラスト ストレスチェック研究所さまのインタビュー
- ストレスチェック、社員面談(全社員対象:年1回)
- ウォーキングチャレンジ(年2回)
- 健康セミナー受講、健康情報配信等(全社員対象)
- 血圧計設置